JDC
団体概要
- 団体名 一般社団法人 日本うつ病センター
- 英文団体名 Japan Depression Center
- 所在地 〒160-0017 東京都新宿区左門町2-6 ワコービル4階
- 理事長 神庭 重信
- 法人成立日 2010年(平成22年)3月8日
設立趣旨
1973年、ヨーロッパ各国の一般診療科医を対象とした調査で受診者の10%がうつ病に罹患していることが明らかとなり、またわが国の一般内科受診者の6~10%がうつ病であることが多くの報告で示唆され、うつ病患者の世界的な増加への対応が求められました。殊に一般診療科におけるうつ病治療の重要性から、世界保健機関(WHO)は、一般診療科医、コメディカルスタッフへのうつ病の診断・治療に関する精神衛生プロジェクトを開始。さらに1976年、世界精神医学会(WPA)はWHOとともに「うつ病の予防と治療のための国際委員会(ICPTD: International Committee of Prevention and Treatment of Depression)」を発足させました。
わが国でも、1978年にICPTD委員の高橋良医師(当時、長崎大学教授)を世話役とした「一般診療科におけるうつ病の予防と治療のための委員会(JCPTD: Japan Committee of Prevention and Treatment of Depression))」が任意団体として発足し、30余年にわたる啓発活動をおこなってまいりました(詳細は「JCPTD30年の歴史」をご覧ください)。
2010年3月8日に任意団体から一般社団法人となり、2015年1月に名称を「一般診療科におけるうつ病の予防と治療のための委員会(JCPTD: Japan Committee of Prevention and Treatment of Depression))」から「 日本うつ病センター(JDC: Japan Depression Center)」 と変更。これは1978年設立時の目的であった一般診療科における「うつ病」の認知と治療がある程度受容されてきており、課題は予防と早期発見・早期治療、職場復帰・社会復帰に取り組むためのサポートに移ってきているとの認識に基づいておこなわれました。
また、同時に六番町メンタルクリニック、カウンセリングセンター、産業メンタルヘルスセンターを立ち上げ、うつ病をはじめとするメンタルヘルス全般の啓発・予防から治療、職場復帰・社会復帰まで一貫して取り組んでまいります。
使命
精神疾患の中でも、しばしば遭遇する「うつ病」やその他関連疾患について、最新の情報を提供しながら、その予防法、早期発見法、診断・治療方法などについて紹介し、うつ病などによって生じる直接的な損失だけでなく副次的な問題をも軽減させることを使命とします。
活動目的
うつ病およびその関連疾患について、精神科・心療内科医に限らず、一般開業医やプライマリーケアで関わる医師・コメディカルスタッフへの情報提供、一般市民の方々に向けた普及啓発、適切なアドバイスや支援の方法を伝えることを活動の目的にしています。